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お知らせ
当館の玄関脇の木の枝に「モリアオガエル」が、泡の卵をたくさんつけました。
モリアオガエルが産卵・受精が行われると同時に粘液が分泌され、
この粘液を集まったオスメスが足でかき回し、受精卵を含んだ白い泡の塊を作る。
これが、写真の状態の「泡の卵」でございます。
直径10-15 cmほどの泡の塊の中には黄白色の卵が300-800個ほど産みつけられます。
泡の中では複数のオスの精子がメスが産んだ未受精卵をめぐって激しい競争を
繰り広げると考えられており、
モリアオガエルの精巣の大きさが際立って大きいことの原因と推測されている。
泡は表面が乾燥して紙のようなシートとなって黄白色の卵塊となり、
孵化するまで卵を守る役割を果たします。(フリー百科事典より抜粋)
孵化したオタマジャクシは泡の塊の中で雨を待ち、
雨で溶け崩れる泡の塊とともに下の水面へ次々と落下する。
オタマジャクシは藻類や動物の死骸などを小さな歯で削りとって食べるそうです。
カエルの姿になった幼体は、しばらくは水辺で生活するが、
やがて森林で生活を始めるそうです。
一部の地域では、天然記念物に指定されていたり、絶滅危惧種だったりと、
とても貴重で珍しい「モリアオガエル」をそっと見守って参りたいと思います。